6月14日(土)15:00から小雨のなかスタートした予選1。午前から雨足は弱いものの継続的に降っていたことから、レースコントロールは路面コンディションも考慮してウェット宣言を下した。
ジェントルマンドライバーが担当する予選1では #96 K-tunes Racing 末長一範がスピン。コースオフしてマシンのリアがバリアーに接触するも、自走でピットに戻りチームが修復作業に入った。
ウェットコンディションということもあり、多くのドライバーが慎重にアタックをこなしていった。ポールポジションを獲得した#18 TEAM UPGARAGE with ACRのAKITAは、1:29.442のタイムをマーク。2番手の #24 Max Racing 内田優大は1:29.446と、わずか0.004秒後方で、さらに3番手の #296 Hitotsuyama with Cornes Racing 都筑晶裕も0.074秒差と、極めて激しい接戦となった。
その後、各チームはプロドライバーへの交代を済ませてQ2がスタート。
Q1の接戦とは打って変わって、ポールポジションを獲得した #9 BINGO RACING with LM Corsa笹原右京は、2番手と0.768秒という圧倒的な差をつけてトップタイムをマーク。予選直後のインタビューで、笹原は金曜日のテストがシェイクダウンだったと語った。週末を通して速さを見せているBINGOは、コルベットからマシンをスイッチしたものの、昨年と変わらず高いパフォーマンスを発揮している。
しかし、2番手、3番手に入ってきたのは18号車の小林崇志に続いて24号車の元嶋佑弥。ラインナップの総合力で見ると、レース2でもフロントロウスタートを確保している18号車はもちろん、24号車も大いに優勝候補として考えられるだろう。明日のレースでは、フェラーリ・チャレンジ・ジャパンで鍛え上げられた、この2名のジェントルマンドライバーの走りにより差が開くかもしれない。
GT4とGTCクラスでは、Q1とQ2ともに #39 TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA ハリダルマ・マノッポ/野中誠太Toyota GR Supra GT4 Evo 2と#888 BINGO RACING タイガー・ウー Porsche 911 GT3 Cup (992) がダブルポールを獲得した。
明日のレース1は10:30からスタート。決勝レースは予選同様に、GT World の公式YouTubeで無料LIVE配信が行われ、英語、日本語の実況から選んで視聴できる。