> GTCクラスは888号車が優勝
> レース1リザルト
6月15日(日)10:30から晴天のもと行われたレース1は、予選1を担当したジェントルマンがスタートドライバーとしてグリッドについた。
2周のフォーメーションラップを終えた後、ポールポジションスタートの #18 TEAM UPGARAGE with ACR AKITA Ferrari 296 GT3が1コーナーでしっかりとリードを守り、クリーンなスタートから始まった。全車トラブルフリーで2周目に突入すると、早速、先頭で動きがあった。
2番手スタートの #24 Max Racing 内田優大 Mercedes-AMG GT3 Evo は、6コーナーのシケイン出口の立ち上がりが遅れた18号車を一発で仕留めて、早くも首位に浮上。18号車のフェラーリは、タイヤを上手くワーキングウィンドウに入れることができず、なかなか熱が入っていない状態だったようだ。
その後、一時的にリード争いは落ち着きを見せたが、今度は表彰台をかけた3位争いが勃発。#296 Hitotsuyama with Cornes Racing 都筑晶裕、#9 BINGO RACING with LM corsa 武井真司、#555 MAEZAWA RACING 前澤友作、そして #45 PONOS RACING 辻子依旦の順番で、4台のフェラーリ・296 GT3が激しい争いを繰り広げていた。
そんなバトルのなか、レース時間18分が経過したころ、ハイポイントコーナーの出口で前澤がオーバーラン。そのままリアを失って、スピンして、レインボーコーナーのグラベルトラップに引っかかってしまった。進行方向を向いていたものの、自力でグラベルから抜けることができず、フルコースイエローが導入された。
マシンの回収に時間を要している間に、ピットウィンドウがオープン。リードカーの24号車以外のほとんどのマシンが入り、プロドライバーへの交代とタイヤ交換を済ませた。24号車は1周遅らせて入ったことで、7番手にダウン。
35分が経過したところでセーフティーカーが導入され、レース時間残り20分のところでピット争いを制した296号車が首位でレース再開。その後は川端伸太郎がファステストラップを記録して、逃げ切れるかのように見えた。
しかし、残り15分を切ったところで、2番手につけていた9号車の笹原右京がバックマーカーを使って296号車をオーバーテイクしてトップ浮上。そのままチェッカーまで快走し、1:19.959のファステストラップも記録した。
リスタート時点では4番手を走っていた45号車のケイ・コッツォリーノは、最終的に296号車までも抜いて2番手につけた。
昨年クラスチャンピオンを獲得した#1 Team MACCHINA 植松忠雄/鈴木宏和 Ferrari 296 GT3は今シーズンも快調。クラス優勝を記録して、シーズンを良い形でスタートさせた。
GT4クラスは #39 TOYOTA GAZOO RACING ハリダルマ・マノッポ/野中誠太 Toyota GR Supra GT4 Evo 2がポールトゥウィン。GTCクラスでは #888 BINGO RACING タイガー・ウー Porsche 911 GT3 Cup (992)がペナルティを乗り越えて、同じくポールトゥウィンを勝ち取った。
午後のレース2は15:15スタート。GT World の公式YouTubeで無料LIVE配信が行われ、英語、日本語の実況から選んで視聴できる。