7月12日(土)曇り空の元スタートした予選1は、気温は22度と涼しく、路面温度は32度のドライコンディションとなった。各ラインナップのジェントルマンドライバーがステアリングを握り、レース1のポールポジション争いがスタートした。
前日までのテスト走行や練習走行では、フェラーリ・296 GT3が全体的に速さを見せ、予選でもその状況は変わらなかった。
SUGO大会で2戦連続3位表彰台を獲得し、ダークホースとしてチャンピオン争いに食い込んでいた #296 Hitotsuyama with Cornes Racing 都筑晶裕 Ferrari 296 GT3 が1:40.192のタイムでポールポジションを獲得。
2番手には #24 Max Racing 内田優大 Mercedes-AMG GT3 Evo がつけ、#45 PONOS RACING 辻子依旦 Ferrari 296 GT3 が続く3番手でチェッカーを受けた。4位、5位もフェラーリ勢が占め、296 GT3の速さに加えて、内田の速さも目立つセッションとなった。
GTCクラスはランキング首位の #888 BINGO Racing タイガー・ウー Porsche 911 GT3 Cup 992 がポールポジションを獲得。2番手には今大会からエントリーする #27 AWD Racing ジェス・スウィニマー Porsche 911 GT3 Cup 992 がつけ、3番手にも同じく今大会からエントリーする #16 NGR Hiro Porsche 911 GT3 Cup 992 がつけ、GTC勢は、最新型カップカーというマシン性能の差を十分に引き出した結果が見えた。
GT4クラスは3戦連続で #39 TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA ハリダルマ・マノッポ Toyota GR Supra GT4 Evo 2 がポールを勝ち取り、2番手には #82 SUNRISE BLVD. 牧野善知 Porsche 718 Cayman GT4 RS CS がつけた。3番手は同じく SUNRISE BLVD.がガレージを行う #15 Destino with SUNRISE BLVD. 東浩平 Porsche 718 Cayman GT4 RS CS となった。
プロドライバーが担当する予選2 でもフェラーリ勢の速さは変わらず、#9 BINGO RACING with LM Corsa 笹原右京 Ferrari 296 GT3 が再びポールポジションを獲得。セッション後のインタビューで、GT World Challenge Asia powered by AWS のタイムを含め、総合ファステストを狙っていたと語ったが、赤旗によりその願いは叶わなかった。
フェラーリ勢の速さは健在で、2番手には45号車のケイ・コッツォリーノがつけ、296号車の川端伸太郎が続いた。
GTCクラスは、27号車のジェイク・パーソンズがポールポジションを獲得。続いたのは両者ともに単独参戦の16号車と888号車で、予選1のトップ3の順位が入れ替わる形となった。
GT4クラスでは、82号車の藤原大暉が今シーズン初ポールを獲得し、39号車の一強状態を破った。そんな野中誠太はクラス2番手につけ、決勝では十分に優勝を狙える位置にいる。3番手には #97 K-tunes Racing ベティ・チェン Toyota GR Supra GT4 Evo 2 がつけた。
レース1は16:05からスタート。決勝レースは予選同様に、GT World の公式YouTubeで無料LIVE配信が行われ、英語、日本語の実況から選んで視聴できる。