> 666号車がポールトゥウィン/98号車は総合チャンピオン
> リザルト: レース1
8月24日(土)、岡山国際サーキットにてJapan Cup 決勝レース1が行われた。雨予報も囁かれていたが、気温32度/路面温度49度と灼熱のなかレースがスタートした。
ポールポジションからスタートした666号車・Seven × Seven with KFMは、フォーメーションラップでしっかりと後続のペースを落とさせ、ラインを超えた瞬間に一気に加速。2番手の55号車・TEAM MACCHINAは出遅れ、1コーナー進入時点で3番手スタートの9号車・BINGO Racingのオーバーテイクを許してしまった。
レーススタート直後は、特に大きな動きもなく、666号車が先頭から全体の流れをコントロールする流れに。GT4クラスも同様に、目立ったシーンはなかった。
しかし、15分が経過した頃、39号車・TOYOTA GAZOO RACING INDONESIAのペースが徐々にダウン。スタートからリードを守っていたが、50号車・YZ Racingに抜かれ、その後は38号車・WAKAYAMA TOYOTA with HOJUST RACINGにもオーバーテイクを許す展開となり、わずか数分余りで3番手まで転落してしまった。
その後はピットウィンドウがオープンし、先頭の666号車はProドライバーの藤波清斗にいち早くバトンをつなぐべく、すぐにピットイン。9号車と、タイトル獲得がかかっていた98号車・K-tunes Racingも上位勢に合わせてドライバー交代を行った。
ピットウィンドウ終了後も666号車はリードを維持。しかし、Proドライバーへの交代が完了した98号車と555号車・MAEZAWA RACINGも後方から追い上げを狙うべくペースアップし始めた。
そんななか、レース残り20分の地点で47号車・D’station Racingが接触によりコースオフ。グラベルトラップに引っかかり、フルコースイエロー(FCY)が出された。
その後47号車が無事にコースに復帰し、同時にグリーンが振られレース再開。
スタートからリードを守り抜いて、見事なペースでレースをコントロールした666号車は、デビュー戦にしてポールトゥウィンという偉業を達成。藤波は、優勝インタビューで喜びの涙を見せた。
GT4クラスは50号車・YZ Racingが優勝。序盤にペースを落としてしまった39号車はピットストップ後にペースアップし、2位にポジションを戻した。3位には38号車 が入り、GT4ランキングトップ3が表彰台を占めた。この結果により、明日のレース2で優勝したドライバーがチャンピオンとなる。
2位フィニッシュとなった98号車は、規則上666号車がポイントを獲得できないため、フルポイントとなった。シーズンを通して3勝、4度の2位表彰台をマークした山脇大輔/高木真一ペアは、初代Japan Cupチャンピオンに輝いた。
明日のレース2では、GT3 Amクラス、GT4クラス総合、GT4 Amクラスのチャンピオンが決定する。注目のレースは、13:20 PMからスタートだ。
岡山大会タイムスケジュール
8月25日(日)
10:00 – 11:05: Fanatec GT Asiaレース2
13:20 – 14:25: Japan Cupレース2