>39号車がGT4クラス優勝!シーズン2勝目を挙げる
>レース1リザルト
6月22日、富士スピードウェイで開催されるJapan Cup Rd.3(レース1)が行われた。午前中は快晴だったが、レーススタート時には空に雲がかかる部分も見え、徐々に気温も下がり始めていた。
4戦連続でポールポジションを獲得した98号車K-tunes Racing山脇大輔/高木真一は、山脇がスタートを担当。1コーナーへのホールショットを守った。2番手スタートの7号車Comet Racingは3番手の9号車BINGO Racingに抜かれ、順位を落とした。
7号車はなかなかペースが上がらず、ラップ3の時点で55号車Team MACCHINAのオーバーテイクも許してしまった。
GT4クラスでは、38号車WAKAYAMA TOYOTA with HOJUST Racingがポールポジションからスタートしたが、すぐにSugo大会Rd.2で優勝を飾った39号車TOYOTA GAZOO RACING INDONESIAが首位に浮上。後には50号車YZ Racingにも抜かれ、ポジションを落とした。
レース序盤は98号車と9号車が攻防戦を繰り広げながらも3位からのリードを広げ、2台が集団を置き去りにする形に。2位と3位の間では4秒のギャップが開いていた。
その後ラップ5には、9号車が1コーナーのブレーキングでしっかりと98号車について出口で並びかけ、3コーナー進入までにオーバーテイクを完了させ首位に浮上。9号車の3連勝となるかのようにも見えた。
しかし、ピットウィンドウでレース状況が大きく変わることとなった。前ラウンドで優勝した9号車は、サクセスペナルティ15秒が課される一方、98号車は5秒少ない10秒。先にドライバー交換を済ませてアンダーカットを狙った98号車は、見事な戦略勝ちで、ピットウィンドウ終了時点で再びリードを奪い返していた。
ピットウィンドウが終了後は、98号車、7号車、55号車、9号車の順になっていたが、後方から96号車 レクサス・RC F GT3新田守男も着々と先頭集団に距離を縮めていた。
その後は98号車が20秒近く2位と差をつけ首位を独走。チームメイトの96号車も力強い追い上げを見せ、レース後半にはK-tunesのPro-Amクラス勢による独占状況となった。
最終的に98号車は2位まで浮上した96号車とは30秒以上の差をつけてシーズン初優勝を記録。4戦連続でポールポジションを獲得していただけあり、悲願の勝利を3レース目でようやく上げることができた。3番手には55号車がつけて、またも総合表彰台を獲得し、好調を維持している。
GT4クラスでは39号車が2戦連続となる優勝を掲げた。2番手には82号車SUNRISE BLVDがつけて、ポールポジションスタートとなった38号車は、50号車がピットストップ時のアンセーフリリースによるタイムペナルティを受けたことから、3位表彰台を獲得した。
レース2は23日14:15からスタートする。98号車は再びポールポジションからのスタートとなるが、開幕戦の9号車同様、2連勝を上げるチャンスが待っている。GT4クラスもレース1同様に38号車がポールスタートとなるため、今日の悔しさをバネに優勝を狙いたいところだ。
富士タイムスケジュール
6月23日
11:00 – 12:00: Fanatec GT Asiaレース2
14:15 – 15:15: Japan Cupレース2