Japan Cup レース2: チャンピオン98号車が優勝!38号車がGT4タイトル獲得!

Japan Cup レース2: チャンピオン98号車が優勝!38号車がGT4タイトル獲得!

> GT3チャンピオンの山脇大輔/高木真一がシーズン4勝目を記録

> GT4チャンピオンはクラス優勝果たした38号車の末廣武士

> リザルト: レース2

 

8月25日(日)、岡山国際サーキットにて、今シーズンから新たな形へと進化を遂げたJapan Cupの最終戦が行われた。

 

前日のレース1でGT3総合チャンピオンこそ98号車・K-tunes Racingに決定したが、GT3 Amクラス、GT4総合、GT4 Amクラスのタイトルはまだ確定していなかった。

 

GT3 Amクラスでは、55号車・TEAM MACCHINAが最有力候補となっていた。チャンピオン獲得条件が、自身がDNFとなり、ライバルの7号車・Comet Racingがクラス優勝という猶予のある状態。しかし、レースが始まる前からすでにその余裕がなくなる展開となった。

 

55号車はエンジントラブルでグリッドにつくことができず、ピットレーンスタートで最下位から集団にジョインすることに。レース中も植松忠雄はマシンを労わりながら走行していた。

 

GT4クラス総合は、ランキング上位3チームの50号車・YZ Racing、39号車・TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA、38号車・WAKAYAMA TOYOTA with HOJUST RACINGのうち、優勝したチームがタイトル獲得となる展開となっていた。

 

GT4 Amクラスは、47号車・D’station Racingがレースを完走できればタイトル獲得となる状態だった。

 

そんななかスタートしたJapan Cup 岡山大会レース2。ポールポジションスタートとなった98号車が1コーナーへのリードを守り、レース1優勝車の666号車・Seven × Seven with KFMが555号車・MAEZAWA RACINGをオーバーテイクし2位に浮上した。

 

一方、タイトル獲得の可能性が浮上した7号車は、Amクラス優勝を目掛けて序盤からペースアップ。徐々に順位を上げているなか、前方の81号車・Team DAISHIN with GTNETと、その後ろには9号車・BINGO Racingがつけており、三つ巴のバトルに奮闘していた。

 

バトル中に左コーナーで膨らんだ7号車は、インを狙った9号車の右フロントと自身の左リアが接触しスピン。Amクラスチャンピオン獲得に向けた力強い走りが一気に崩れてしまった瞬間だった。

 

その後ピットウィンドウがオープンし、各マシンがピットイン。首位を走行していた98号車らがドライバー交代を行うなか、2番手につけていた666号車は、Proドライバーの藤波清斗を可能な限り走らせるべく、長めにスティントを引っ張った。

 

しかし、その戦略は裏目に出てしまうことに。666号車は定められたピットウィンドウ期間に入ることができず、ペナルティ対象となってしまった。

 

そこで事実上の首位に浮上したのは555号車。ドライバー交代を終え、前澤友作がリードカーとして出走する流れに。スティントスタートから順調に走行を続けるも、98号車の安定した速さを抑えることは至難の業だ。リードこそは奪われるものの、その後安定したペースで自身のレースをコントロールした。

 

最終戦のチェッカーを最初に受けたのは、今シーズンの圧倒的なチャンピオンに君臨した98号車。前日のタイトル獲得から、レース2でのポールトゥウィンを果たし、最高の形でシーズンを締め括った。

 

2番手に555号車。前澤はGT3レースデビューからわずか2戦で総合表彰台を獲得し、ドライバーとしての順応性の高さと才能を早くも見せつけた。

 

GT4クラスはランキング上位3選手が優勝次第チャンピオン確定という総取り状態でレースがスタート。チェッカーを最初に受けたのは38号車で、見事にクラスチャンピオン獲得した。

 

GT3 Amクラスのチャンピオンに輝いたのは55号車。スタート前にマシントラブルに見舞われたが、粘り強い走りで無事にチェッカーフラッグを受けた。

 

GT4 Amクラスは47号車・D’station Racingがチャンピオンに輝いた。

 

今シーズンのJapan Cupはこれにて閉幕となる。