9月13日(日)9:10からシーズン最終戦にあたる鈴鹿大会レース2がスタート。4チーム8ドライバーがシリーズチャンピオン獲得の可能性を残してこのレースに挑む展開となっていた。
ランキングトップは123ポイントの24号車Max Racing。今シーズンは1勝に加えて5回の2位表彰台を獲得。2位は110ポイントの1号車Hitotsuyama with Cornes Racing。3勝のほかに3位表彰台を1回取っている。3位は102ポイントの9号車BINGO RACING with LM Corsa。優勝、2位、3位表彰台をそれぞれ1回ずつ記録。そして4位は98ポイントの88号車miracolo TOKYO。1勝に4回の3位表彰台を獲得しているという顔ぶれが、タイトルをかけたレースに臨む。
激しい雨の影響で、通常の2周のフォーメーションラップを経たのち、セーフティーカースタートとなった。1周のSCラップを終えて、ポールポジションスタートの1号車はしっかりとスタートをコントロールしてレースがスタートした。
水飛沫も激しく、全車が慎重に周回を重ねるなか、レース時間13分が経過した時点で、44号車TEAM POP RACEが130Rでクラッシュ。マシンは大きなダメージを負い、赤旗が出されレースは一時中断となった。
その後、マシンの回収とバリアの修復が完了したのち、再びセーフティーカーの先導によりリスタートが図られた。1号車が再度上手く隊列をコントロールして、ピットウィンドウオープン直前のレース時間36分が経過した時点で、レースが再開。Pro-Amクラス勢にとっては、貴重なプロドライバーの走行時間が大きく削られてしまう展開となり、チャンピオン獲得はジェントルマンドライバーの走りにかかることとなった。
タイトル獲得候補の4チームのなかで最初にピットインしたのは24号車。アンダーカットを狙って、Pro-Amクラスの定説となっているプロドライバーのスティントの時間をできる限り引き延ばすという通常の戦略よりも早いタイミングでドライバー交代を行った。
その次の週には、トップを走行していた1号車、555号車MAEZAWA RACING、9号車、96号車K-tunes Racing、88号車のトップ5が一斉にピットイン。1号車には15秒、88号車には5秒とそれぞれにレース1の結果に応じてサクセスペナルティが科されている。もちろん、前周に入った24号車も10秒のペナルティを消化していた。
これにより、ペナルティフリーだった9号車がピットストップ後にトップに躍り出ていたが、555号車の前澤友作が徐々にギャップを詰めて、スプーンコーナーでイン側に並びかけてオーバーテイクに成功。トップに浮上して、9号車のタイトル獲得の望みが薄れる瞬間となった。
ピットアウト後には4番手にまで沈んでいた1号車だったが、都筑晶裕がものすごい速さを見せて順々にマシンを抜いていき、トップを走っていた555号車もホームストレートでオーバーテイクを仕掛け、レース時間残り18分のところでリードを奪還した。
そんななか、後方では27号車AWD RACINGがGT3 Amクラスタイトルをかけて争っていた19号車The Spirit of FFF Racingにシケインで後ろから追突。19号車はコース上で360度スピンするも、そのままレースに復帰できたが、27号車はシケインのアウト側でコースオフして立ち往生。フルコースイエローが投入されたが、マーシャルのサポートによりレースに復帰した。27号車にはドライブスルーペナルティが科された。
FCYが解除されたのちに、ウェットでのペースが速かった88号車が着々とポジションアップを続けており、555号車をヘアピンの出口でオーバーテイクし、2番手まで順位を上げていた。そこからさらにペースを上げて、トップを独走していた1号車を追いかける展開となった。
一方の24号車は、ペースが上がらず4番手を走行。そのままの順位でレースを終えれば、ポイント数では1号車と同立ポイントとなるが、勝利の回数が1号車よりも少ないことから、ランキングでは2位に沈んでしまうこととなる。
そんな状況のなか、1号車は安定したペースで雨のトリッキーなレースをうまくコントロールし、決して簡単ではないポールトゥウィンを達成し、今シーズン4勝目を挙げた。この結果により、1号車は135ポイントでJapan Cup 2026のチャンピオンに輝いて、シリーズ2連覇を達成した。88号車は2番手に入り、555号車は岡山大会に引き続き再び3位表彰台を獲得した。
一方、GT3 Amクラスは19号車が今シーズン6勝目を挙げて、2番手の45号車PONOS RACINGとは10ポイント差を広げて、クラスチャンピオンを獲得した。
GT4クラスは82号車ZENKO RS GARAGE with SUNRISE BLVD.と29号車 E-NEEDS RACINGがそれぞれレース1に引き続き優勝を飾った。
これにて2026年シーズンのJapan Cupは閉幕。最後の最後まで何が起こるかわからない波乱の展開が続き、ドラマに溢れた1年が幕を閉じる。
2027年のJapan Cupは、過去2年のカレンダーからは大きく変更され、例年通り3月の富士テストに始まり、5月にモビリティリゾートもてぎでシーズンが開幕する。
2027 Japan Cup暫定カレンダー
3月:富士スピードウェイ(プレシーズンテスト)
5月15日-16日:モビリティリゾートもてぎ
6月12日-13日:鈴鹿サーキット
7月10日-11日:富士スピードウェイ
8月7日-8日:岡山国祭サーキット